ワインセラーを購入する時に、最も気にする要素がその収納本数という方も多いと思います。

所有しているワインの本数や設置スペース、どのようにワインを楽しむかなどにより、何本ぐらい収納できるワインセラーを選べばよいのか検討してみます。

買ったばかりの時は状態の良い美味しいワインも、最適な保管状態でないと味の変質が進んでしまいます。

ワインセラーで保管することで「温度」「湿度」「光(紫外線)」「振動」「臭い」の各要素を管理し、ワイン保管に最適な状態に保つことができますが、ワインセラーに収納せずに、冷蔵庫や常温で保管することになると、せっかくのワインの味が変質してしまいます。

ワインの楽しみ方に合わせて、丁度良い収納本数のワインセラーをお選びください。

ワインセラーの「収納本数」で選ぶ

小型ワインセラー(24本収納程度まで)

ワインセラーを初めて購入される方は、24本収納程度までの小型ワインセラーの購入を検討される方が多いと思います。

10年ぐらい前と比較すると、小型タイプのワインセラーは数多くのメーカーから多種多様なものが販売されています。

それこそ、ディスプレイとしても見せる収納が可能な1本収納タイプも存在します。

小型ワインセラーは一部の機種を除き、ヒーター機能がないデイリーユース用途に作られているものが多い為、ワインの長期保存には適しません。普段飲む分を保管するためものと考えてご使用いただくのが良いかと思います。

最近はネット通販などで、6本・10本・12本といった普段飲むためのワインのセットをご購入される方も多いと思います。

一度に購入する本数プラスアルファ程度の収納本数のワインセラーを選択すると、丁度良いサイズのワインセラーを購入できるのではないでしょうか。

また、一部の機種では温度帯を2つ以上設定可能で、1台で赤ワインと白ワインなど庫内で温度帯を分けて収納できるものも発売されていますが、基本的には温度設定が1つしかできないワインセラーが多いため、赤ワイン用の15℃に設定した小型ワインセラーと白ワイン用に10℃に設定した小型ワインセラーを各1台ずつ使用して、ワインの種類別に保管する方法もあります。

小型ワインセラーはこんな方におすすめ
  • 購入してから比較的早い時期に飲むワイン用のワインセラーが欲しい方
  • 赤ワイン用と白ワイン用など温度帯を分けて2台以上のワインセラーで管理したい方
  • ワインのストックが少ない飲食店

中型ワインセラー(60本収納程度まで)

60本程度までの中型のワインセラーは、ある程度収納本数に余裕があるので、一回に購入する本数が多い方やある程度の本数を熟成用途で所有されている方におすすめです。

中型のワインセラーはヒーター機能が搭載されているものと、そうでないものがあります。熟成保管を検討している方は「用途で選ぶ」ページも合わせてご確認ください。

中型ワインセラーはこんな方におすすめ
  • 1回に購入するワインの本数が多い方
  • 高級なワインをストックしている
  • ワインの熟成保管をしたい方(ヒーター付の機種)
  • ワインのストックがある程度必要な飲食店

大型ワインセラー

ワインを大量に保有されている個人の方や豊富なワインのストックが必要な飲食店などでのご利用いただく場合に適しています。

大型セラーはヒーター機能が搭載されているものがほとんどですので、デイリーワインと熟成目的の保管の両方にお使いいただけます。

最近は設置スペースが限られている方向けに、省スペースタイプの機種も発売されています。

大型ワインセラーはこんな方におすすめ
  • 大量のワインを熟成目的で保管されている方
  • 豊富なワインのストックが必要な飲食店

IDEX取り扱いおすすめワインセラー

おすすめ小型ワインセラー

inizio(イニッチオ)SI-02 21本収納

取扱い小型ワインセラー一覧

おすすめ中型ワインセラー

STYLECREA(スタイルクレア)SC-52

コスパに優れたワインセラー

金属フレームと木製棚を使用した、設置場所を問わない都市型なデザイン。
ヒーター機能を搭載しているので、熟成用途にも対応しているにもかかわらずお求めやすい価格で購入できるのが特徴です。
飲食店に限らず大き目のワインセラーが欲しい個人の方にもおすすめです。
また、万が一の時も国内メーカーの為、安心してサポートを受けられます。

取扱い中型ワインセラー一覧

おすすめ大型ワインセラー

Vintec(ヴァンテック)V110SG

大容量省スペース型ワインセラー

最大収納本数121本でありながら、奥行680mm以下の省スペース。前面通気口タイプなので、設置スペースの自由度がアップします。
一部のブルゴーニュやシャンパンワインの収納にも対応しているので、設置スペースが限られているが、様々な種類のワインを収納できる大型のワインセラーを探している飲食店に特におすすめです。

取扱い大型ワインセラー一覧

まとめ

日常的に購入する本数や所有するワインの本数などから、どのぐらいの収納本数のワインセラーを選択したら良いかご検討ください。

赤白等、ワインの種別に温度を分けて保管したい場合は、小型2台で管理するのもおすすめです。
また、庫内と庫外の温度差が大きいときなどは、扉の開閉時の急激な温度が変化がワインに悪影響を与えることもありますので、熟成用途用のワインと日常的に飲むワイン、それぞれ収納するワインセラーを分ける方もいらっしゃいます。

大は小を兼ねますので、予算と設置スペースが許すのであれば、迷ったときは大きいものを選んだ方が後で後悔することは少ないと思います。

なお、ワインセラーの収納本数はボルドータイプのボトルを基準に計算されています。ブルゴーニュタイプやその他の形状のワインボトルの収納を検討している場合は、ご購入前に、ボトルの収納スペースが十分確保できるか(棚の高さと干渉しないかなど)ご確認ください。